【書評】『数値化の鬼』を読んだ感想・レビュー

どうもカンキチです。

ビジネスやマーケティングにおいて『数値・数字』は非常に重要なものだと言うことは誰しも知っていることだと思います。

カンキチも数字を使って仕事をしていますが数値には特にこだわっているつもりです。

そんな中、書店を歩いている途中に今回紹介する書籍『数値化の鬼』を見つけました。

数字を使う仕事をしている以上、絶対に読まなければ!と使命感に刈られ購入しましたがいわゆる『当たりの本』でした。

この本を読んで文字通り『数値化の鬼』になることでビジネスもマーケティングも深く感がられるようになるはずです。

今回はそんな『数値化の鬼』をレビューしていきます!

目次

数値化の鬼ってどんな本?

『数値化の鬼』は

  • 仕事ができる人に共通する、たった1つの思考法
  • いったん、数字に強くなれ。

という副題の通り、数値化・数字の扱い方や考え方、取り組み方までが解説されています。

カンキチ自身、数字や数値には強いと自負をしていましたが『数値化の鬼』を読んだあとには「もっと数値を追い求めなければ・・・!」と感じるようになっていました。

今現在自分が数字に強いと思っている方はもちろん、数字が苦手な方やもっと数字に強くなりたいと考えている方はぜひ手にとって見てください!

数値化の鬼の著者

数値化の鬼の著者

まずはじめに『数値化の鬼』の著者を紹介しておきます。

数値化の鬼の著者は『安藤広大(あんどうこうだい)』さんと言います。

安藤さんは株式会社識学という会社の代表取締役社長をされている方で、2015年に設立されたばかりですがすでに上場している会社です。

凄まじいスピードで会社を急成長させた安藤社長ですが、そのノウハウや考え方が凝縮されたのが『数値化の鬼』となっています。

すでに成功している人が書いた書籍なのでなおさら説得力がありますね!

実は安藤さんは『数値化の鬼』の前にも書籍を出版しています。

それが『リーダーの仮面』です。こちらの書籍も非常に人気の書籍でどこの書店のビジネス書籍コーナーに置いてあります。

こちらもとても良い本だったので『数値化の鬼』と併せて読むのがおすすめです。

数値化の鬼の構成

数値化の鬼の構成・目次

それでは数値化の鬼の目次を紹介したいと思います。

数値化の鬼の目次は以下の通りです。

  1. 序章:数値化の鬼とはなにか
  2. 第1章:数を打つところから始まる
  3. 第2章:あなたの動きを止めるもの
  4. 第3章:やるべきこと、やらなくてもいいこと
  5. 第4章:過去の成功を捨て続ける
  6. 第5章:遠くの自分から逆算する
  7. 終章:数値化の限界

『数値化の鬼』では上記の各章の中にトピックがあって話が進んでいくという形です。

序章から順を追って読み進めていくことで、数値に対する考え方や理解が深まっていきます。

数値化の鬼で良かったところ

数値化の鬼で良かったところ

『数値化の鬼』は勉強になることが非常に沢山あったのですがその中でも3つ挙げておきます。

数値化の鬼で良かったところ
  • 数値に対する考え方が深まる
  • 数値化にこだわるようになる
  • 主観で物事を判断しなくなる

どれも非常に大きな変化だったのでもう少し詳しく解説します。

数値化に対する考え方が深まる

数値化の鬼という本ですからもちろん数値への考え方・理解が深まります。

常日頃から数値に対しては人一倍考えていたつもりだったのですが、更に考えが深まりました。

具体的にいうと以下の変化がありました。

  • 実数と割合の使い方に変化があった
  • より変数と定数について考えるようになった
  • 母数(打ち手)の数にこだわるようになった

どれも大きな変化ですが特に「変数と定数」については顕著です。

プロジェクトやデータ分析に取り組む際に、変数(努力次第で変えられる数字)か定数(決まった数字で変えようのない数字)かを考えて取り組むようになりました。

その結果、より変化を与えやすい「変数」に対してのみアプローチできるようになり、成果も目に見えやすくなりました。

変数にアプローチすることでより無駄を省くことができるよう変化しました。

これだけでも『数値化の鬼』を読む価値があると思います。

数値化にこだわるようになる

読了後はより数値化にこだわるようになりました。

例えば様々なことを数値・数字ベースで考え・コミュニケーションを取るようになります。

実際にカンキチは職場で数字を使ってコミュニケーションを取るようになった結果、「大体」「おそらく」「多分」と言った表現を使用することが激減しました。

数値にこだわり、数字を言語として扱えるようになったので曖昧な表現を使わなくても良くなったのです。

本業では3人の部下をマネジメントしているのですが、部下への指示も数値ベースで行うようになり、コミュニケーションエラーも激減しました。

これは非常に大きな変化で少しずつ数値が社内の共通言語になっており、チーム全体のパフォーマンスも上がっています。

チームマネジメントに悩んでいる方はぜひ、参考にしてみてください。

主観で物事を判断しなくなる

数値化・数字への理解が進むと主観で物事を判断しなくなります。

「多分行けると思う」「前も大丈夫だった」など主観で判断することがなくなり、打ち手の精度が高まります。

市場や事例などから数値を導き出して限りなく中立な視点でアクションを起こします。

もちろん、数値の取り方や考え方によってバイアスがかかる場合もありますが、それでも何も知らずに施策を打つよりも確実に確度は上がります。

数値化の鬼で残念だったところ

数値化の鬼で残念だったこともいくつか紹介しておきます。

  • 個人的に賛同出来ない部分がある
  • 解釈を間違えると非常に危険

個人的に賛同出来ないところがある

『数値化の鬼』では数値にフォーカスしているため、徹底的に数字に拘った内容になっています。

個人的には「数字は大事だが、全てではない」という考え方なので、非常に参考になる書籍ではあったが数字至上主義的な著者の考え方には賛同出来ない部分がありました。

とは言え書籍の内容は非常に参考になるのでビジネスマンなら絶対に読んだほうが良いことに変わりはありません。

解釈を間違えると危険かも

前項の話しに通じるのですが、解釈を間違えてしまうと危険だということも感じました。

数値にこだわるあまり、「結果が出ているから何をしてもよい」という人間が出てきそうな気も読んでいて感じました。

解釈の仕方によっては危険かもな…と思ったのが正直な感想です。

数値化の鬼の口コミ・評判

数値化の鬼の口コミ

数値化の鬼の口コミや評判を集めてみました。

Twitterでの口コミや評判・レビュー

悪いレビューはほとんどなく、市場の評価は高いように感じました。

まとめ:ビジネスマンなら数値化の鬼は読むべし!

数値化の鬼のまとめ

『数値化の鬼』は数字に強くなりたい、数字をもっと理解したい人に非常におすすめの1冊でした。

カンキチはウェブマーケターですが、確実に数値に対しての考え方は深まりましたし良い変化がありました。

営業やマーケター・販売員など多くの方におすすめの1冊になっています。

ぜひこの機会に読んでみてはいかがでしょう?

識学総研:https://souken.shikigaku.jp
株式会社識学:https://corp.shikigaku.jp

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

本業はベンチャー企業のウェブディレクター兼ウェブマーケター。
工場作業員→ウェブ業界に30歳手前で転職した独身会社員。
趣味はカメラと読書。
マーケティングとデータ分析が大好物。

コメント

コメントする

目次