仕事が辛いのは甘え?休みたいし、上司と距離を置きたい社会人。

仕事が辛い。

これは社会人になると誰でも抱く感情です。

組織というのは、複雑に出来ています。

どんなに優秀な人でも、何かしらのタイミングで外れくじを引きます。

そういった時は、

  • 自分が無能である
  • 環境を恨む
  • 退職を希望する

など、考えすぎて、精神的に追い込まれることも多々あります。

優秀な人は仕事が辛い時、どのように対処しているのでしょう。

先に結論を書くと、

解決することは難しく、つらいことに耐える術を学ぶしか方法はない

と言うのが、大方の答えだそうです。

仕事は毎日する必要があり、休むことが出来ませんし、家に帰ってリラックスしてもその時間は鉄板の上の氷のように溶けてなくなります。

しかし、周りを見てみると与えられた仕事をきちんとこなす人たちばかり。

社会で結果を残す人は、そういった人たちを見て、

自分も頑張らないと!

と言って、現状の解決策に臨むと言います。

しかし、現代社会は刻一刻と変わってきています。

果たして、辛い思いをしながら頑張るのが正解なのか。

と言う、仕事に対する根本的な見直しが考えられるようになっているのです。

今回は仕事が辛いと言う人に現状を考えるきっかけとして、

次のことについて掘り下げたいと思います。

  • 仕事が辛いのは甘え?これまでの考えと今後の在り方
  • 仕事が辛くて休みたい場合。休むことの重要性とリスク
  • 仕事が辛い人の上司との関係性。

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目次

仕事が辛いのは甘えなのか。これまでの考えと現代の在り方。

仕事が辛いというのは甘えなのか。

ということですが、当然甘えではありません。

毎日同じ時間に起き、時として理不尽な理由で怒られ、時間が経てば新卒と比べられる。

自己管理をしようにも、与えられた休日では自分を管理する時間すらない。

さび付いた体に鞭を打って今日も決められた時間に起きる。

こんな状況に対して

仕事が辛い

という言葉が出るのは、当然です。

結論を言えば、

仕事が辛いと言うのは、甘えではなく、

正しくは、

甘えていられない

です。

仕事は毎日のようにやってきて、日々、それらに対応しなくてはなりません。

そういった時に、逃げの姿勢をとっていたら、仕事に押しつぶされてしまうのです。

だから、日々、最低限気を張り巡らせておき、ファイティングポーズをとり続ける必要があるわけです。

当然、ストレスがたまります。だから、大半の職場はどこか陰険な雰囲気があったりします。

仕事が辛いなか、削られるメンタル

しかし、何処かのタイミングで逃げる選択をしないと、精神がすり減って摩耗していきます。

精神がすり減ってしまうと、アンテナを張り巡らせることが出来無くなり、得られる情報にフィルターをかけてしまうのです。

言ってみれば、無駄な思考をそぎ落として、余計なことを考えなくなります。

一見すると良いことですが、心の豊かさや人間性の欠乏につながります。

例えば、メンタルが削られると、次のようなものに無関心になるのです。

  • 社会の変化
  • 他者のわずかな行動の違い
  • 自身の心境のわずかな変化

こういった細かい物事の変化やサインを無視してしまうようになります。

大人になって、漫画を楽しめなくなった

と言う人が多いのも、余計なことを楽しめなくなった弊害です。

これ自体は悪いことではないと思われそうですが、結果、

人が成長に必要な

無駄手間

をとっていられなくなります。

これが、

仕事にのめり込んでしまう弊害

の一つだと、思われます。

仕事のことだけを考えて、仕事以外のことを脳みそから切り離す。

と言うのは、一言で表すと

社畜

です。

ですから、時として仕事から逃げると言う甘えも必要になります。

仕事が辛い人のこれまでの逃げ方

仕事が辛い人はこれまで、どういった風に逃げていたのか。

一概に答えを導き出すことは不可能です。

しかし、おおざっぱに物事を見た時(マクロ的視点)もっともポピュラーなのは

飲み会

であったと言えます。

アルコールの力を借りて、普段言えないことや愚痴を話す。

話す側もうっぷんを晴らすことが出来ますし、聴く側も普段、不透明だった部下や同僚の一面を覗くことが出来ます。

そうすると、不思議と相手との距離感が近くなったように感じるし、実際に距離感は近くなります。

コミュニケーションの第一歩は相手を知ることにあります。

仕事はコミュニケーションが必須です。

だから、飲み会は客観的に見るとかなり効果的なストレス解消手段ではあります。

仕事が辛い現代は飲み会もオワコンに。

しかし、今の時代は

おひとりさま

でも、生きていけるようになりました。

人と会うことや、コミュニケーションは取ります。

しかし、それは自分が好きな人やタイプが似通った人間に対してのみです。

昔のように

苦手な人と、仕方なく付き合いを持つうちになんとか合わせられるようになった

ということが、減ってきている状態です。

そういった現状において、相手を理解せず、自分との葛藤を続けていく時代、打ち明けられる悩みを内にしまい込んでいく時代において、仕事のつらさから逃げる方法はかなり限定的になったと言えるでしょう。

仕事が辛い中で出来る対策。

個人の時代

行き場のない辛さから逃れる手段はどこにあるのか。

こちらもマクロ的な視点ですが、

SNS

にあると言えます。

YouTube、インスタグラム、ツイッター、最近ではティックトックなど。

ただ、楽しめる

コンテンツが増えてきました。

こういったコンテンツのすばらしさは人と手軽に触れ合えるところにあります。

本来、他者とのコミュニケーションは自分から積極的に取るのが普通ですが、こういったSNSでは相手の方から自分にコミュニケーションをとってくれるのです。

その中で、自分に合いそうなコンテンツを見つけて、それらをブックマークすれば、手軽に現実世界のつらみを忘れることが出来ます。

だから、仕事終わりに無意識的にスマホを手に取って、動画を視聴する人がかなり増えてきています。

仕事だけでなく、いろんな辛さから救済してくれるSNS

これが悪いと言っているのではなく、現代の傾向であると言えるのです。

昭和から平成の終わりまであった飲み会でコミュニケーションを晴らすやり方にメリット、デメリットがあるように、SNSもまたしかりです。

SNSの良い所を上げれば、

  • 手軽に情報を得られる
  • 成長のきっかけになる
  • 抱いている悩みが案外普遍的だったことに気づく

などが挙げられます。

しかし、それらを差し置いて、一番のメリットは

世界を広げるきっかけになる

ということだと言えます。

仕事に対する価値観をSNSで改変する

今までの時代、価値観とは凝固するものでした。

職場というコミュニティに入れば、そこは偏見や固定観念のオンパレードです。

だから、社会に対して何の肌感覚もない社会人が染められるのも珍しくなかったと言えます。

例えば、会社にいる40代、50代のベテラン社員の考え方がどこか偏っていて、扱いづらいと感じたことはないでしょうか。

しかし、色々な情報に触れる機会が増えた現代。

たとえそれが、加工された情報としても、世界の一端として触れられるようになったので、今やっている仕事に対し、世間との比較が出来るようになりました。

多くの人はSNSを

仕事のつらさや現実のつらさを忘れさせてくれる娯楽

と最初は思うかもしれません。

しかし、SNSを使っていく内にSNSへの熟練度が上がっていき、より鮮度と練度の高い情報をキャッチできるようになっていきます。

そして、長く使っていくと自分の人生と照らし合せた結果、より良い生き方が見つかる。

とまでは生きませんが、一本道だった自分の人生に別の道すじが見えてきたりします。

これは、前時代の飲み会にはなかった、現代風のメリットであると言えます。

仕事が辛い社会人は甘えだが、選べる時代になった。

結論を出すとすれば、

自分で人生を選ぶハードルが下がった

と言えるのではないでしょうか。

自分で人生を選ぶ、仕事を選ぶ

と言うのは一昔前までかなりハードルが高いことで、その発想に至るまでに葛藤やかなりの思考回数を伴うものだったと言えます。

しかし、現代はおびただしい程の思考実験や人生経験を経た人間が手軽にSNSで情報を提供しています。

それを、暇つぶしがてら視聴できたりします。

勿論、SNSを有効利用せず、ただ遊びで使う人がその域に達することは難しいかもしれません。

しかし、社会や職場などの現実に直面し、その憤りや不満を私生活に持ち込んでいると次第に、SNSなどを使っている時でも、そういった情報に対してのアンテナは敏感になります。

仕事のストレスを発散から行動へ

そして、洗練された情報を得た時に、より行動しやすくなりました。

飲み会や悪口大会はそのときだけ発散できる場当たり的なストレス解消でした。

しかし、現代はストレスを見直して、そこからそのストレスを根本的に解消できるような行動が出来るようになったと言えます。

ですので、いま仕事が辛いと感じている人は、

ほんの少しだけ考えのベクトルを変えて行動につなげていく。

と言うのが、月並みな言葉ですが、かなり効果的であると言えます。

仕事が辛くて休むのは甘えなのか、メリットとデメリット

さきほどまでは、仕事が辛い人にとっての生き方について解説しました。

ここでは、すこし現実的な話として、

仕事を休む

という点において、解説していきたいと思います。

仕事を休むとき色々な理由があります。

しかし、多くの人が悩むものとして

精神的、体力的につらいから休んでいいのか

というものです。

基本的に休む場合、特に職場環境がかなり厳しい時、休むにはそれなりの理由が必要になります。

職場において、自分がいなければ仕事が回らない場合、1日休んだだけでも多くの人の恨みを買う場合があります。

特に、仕事のパートナーが上司だったなら、言えない場合があります。

そのために休みを取ることのメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。

休みを取ることのメリット

休みを取ることのメリットはいまさら言うまでありません。

社会人になると疲れるので、何処かで休む必要があります。

しかし、それ以上に休むことのメリットがあります。

それは、

自分を客観視することが出来る点です。

一つのことに集中していると周りが見えなくなります。

脳が効率的に働くようになると、余計な情報を省き、休養やよそ見が無くなり没頭できます。

これ自体はいい仕事をする上で重要なファクターです。むしろ、良い業績を残す人は押しなべてこれが出来る人です。

しかし、過度になると普通なら気付くことに鈍感になります。

例えば、ブラック企業で働き続けている人で、何十年たっても異常に気づかない人も大勢います。

上司の横暴や会社の暴挙にも

これが普通でしょ?

と、本来追わなくていい重荷を知らない内に背負わされている場合も少なくありません。

逆に自分が没頭しすぎて気付かなかったけれど、

すごく恵まれていた

と気付くこともあります。

どちらにしても、一度休養をとって外の世界に触れると、今まで自分がいた場所を俯瞰的に見ることが出来ます。

これが、休養の大きなメリットです。

休みを取ることのデメリット

休みを取ることのデメリットは

恨みを買う

これが、大半を占めると言えます。

特に仕事が回らない職場はしわ寄せが誰かに回ります。

それが、上司に行くものなら、休むことに圧をかけてくる職場も少なくありません。

特に納期が差し迫った仕事、それも繁忙期ならば有給を取ることに圧をかけるどころか、叱られたりすることもあります。

これはどう考えても、おかしいことですが、いまだにこういったことをする職場が多いのが現状です。

休むことのメリットとデメリットを要約する。

自分の職場を俯瞰するために、仕事を頭から切り離すことも重要です。

しかし、心を休めるべき職場は多くの場合、休むことをはばかるような

半ばブラック、もしくは自分の水に合わない職場

がほとんどです。

こういった場合、退職も一つのカードとして考えることも悪い選択ではないかもしれません。

仕事が辛い時の良い上司と悪い上司について。

仕事が辛い時の話をしたとき、上司は切り離して考えられないでしょう。

最後に、

良い上司と悪い上司について書きます。

仕事が辛い時、頼りになる良い上司とは

良い上司とひとくくりにすることは不可能です。

しかし、

仕事が辛い時

という限定された条件でなら、答えはすぐに出ます。

それはなにかあったとき

仕事が辛い

とすぐに切り出せる上司です。

上司に威厳は必然ですが、威厳と距離感を間違えて捉え、変に突き放す上司はこの場合良い上司とは言えないでしょう。

本当に良い上司は、すぐに相談事が出来、迅速に問題解決に向かう上司です。

仕事が辛い時、悪い上司とは

上で答えが出たので、答えは簡単で

相談するにも一苦労する上司

です。

何を言うにしても、こちらの発言の一つ一つを精査して粗がないか常に気を配り、少しでも自分の価値観と合わなければ排他する。

こういった上司に対して、仕事が辛いと言っても、解決は厳しそうです。

上司が悪いと言う条件一つで退職に踏み切る価値はある

人を育てるのは原則、人です。

上がどうしようもない場合、自分の成長も頭打ちになります。

これは、どんな分野でもそうです。

スポーツでも最高レベルの選手が質の悪いコーチに潰されることがあります。

学校でも、顧問や担任の先生のおかげで良くない生活を送った人がもしかするといるかもしれません。

そういった世界は自分で辞めることを選べません。

しかし、会社ならば、自分の意志一つで辞めると言う選択肢を選べます。

例えば、仕事が辛いことの現況をたどったとき、世間や自分ではなく

上司だった場合

そのつらさは、今の上司が辞めるまでずっと続いていくことになります。否定され続けた心や、余計な苦労を背負う日々では本来の自分が発揮できないことも起こります。

そういった意味においては、職場を抜ける選択肢を取ることも手の内に持っておいた方が良いカードです。

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この記事を書いた人

本業はベンチャー企業のウェブディレクター兼ウェブマーケター。
工場作業員→ウェブ業界に30歳手前で転職した独身会社員。
趣味はカメラと読書。
マーケティングとデータ分析が大好物。

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