「高卒だと大卒と比べられて転職が厳しいと言われて悩んでいる。」
「高卒では転職は厳しいの?」
と不安に思っている方もいるでしょう。
今回は高卒の転職が厳しいといわれている理由から、高卒の転職のコツまで徹底解説します。
ぜひ転職活動の参考にしてください。
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高卒の転職が厳しいといわれている理由と現実

世間一般的に高卒の転職は難しいといわれています。
実際に周りに厳しいと言われた方もいるでしょう。
では何故そう思われているのでしょうか?
具体的にご説明します。
高卒の離職者が多い
高卒の離職者が多いのが現状です。
厚生労働省によると令和2年度は、高卒の入社後3年以内の離職率は36.9%。
つまり3人に一人が辞めているというデータがあります。
(厚生労働省引用)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00004.html
離職が早いと転職先でもすぐにやめると思われるため、採用をしてくれない可能性が高くなります。
また個人としてではなく、高卒として見られることも事実です。
高卒だから早く辞めると偏見をもたれることもあるでしょう。
高卒以上の条件に満たない
大卒以上の条件がある求人が数多く存在しています。
大卒を欲しがる理由としては、大学の卒業は努力の指標として分かりやすいからです。
また良い大学に出ている人ほど様々な経験を積み、努力していると思われます。
努力・忍耐力は社会人として必須のため、大卒を基準にしている企業が存在します。
本当に高卒で転職は厳しいのか?

高卒の転職は本当に厳しいのでしょうか?
他者からの客観的な意見だけでは、判断できません。
実際の意見から検証してみましょう。
悪い意見
ひとつ上の先輩が高卒だから転職するより今の会社にいた方がいいと話してた。
本当にそうなのだろうか。
(引用)
なにかと高卒だと転職の幅が狭すぎて大卒資格が欲しいと思ってた。
高卒だから転職するより今の会社にずっといることを選択すべき、転職の幅が狭いなどの意見が見られました。
転職は高卒だからしてはいけないルールはありません。
自分がしたいと思ったタイミングでするべきです。
しかし大卒以上を採用している企業があるのも事実です。
それでも高卒でも大卒と変わらずに働ける企業もあるので、すぐに転職先を決めず幅広く検討しましょう。
大卒資格をとるのも良いですが、手に職がつく資格をとることも選択肢にいれておきましょう。
良い経験談
正社員転職成功できました~!
職歴ほとんどなく、高卒でもあったけど年収400万ほどで安定して働けてます
今考えると高卒でよかった所は、大学生が遊ぶ4年間の間で、正社員、転職、フリーター、脱サラ、副業、引っ越し、行政手続き諸々、事業投資、株式投資の全てを経験できたこと
高卒でも転職はできる、高卒のおかげで周りよりも色々な経験を先に積めたなど、高卒でよかったなどの経験談も見られます。
何年も同じ会社で働いていれば安定した転職先を見つけられます。
高卒だからこそ周りが大学生で過ごしている4年間に様々な社会人経験を積むことができ、社会人として周りより一歩先に進めるでしょう。
高卒の転職は不利なだけではなく、高卒だからこそいい点もあります。
高卒の転職は不利ではない

先ほどの経験談にもあったように、高卒の転職は決して不利ではありません。
ここからはデータをもとに解説します。
高卒でも求人が多い
厚生労働省によると令和2年7月時点で、
・求人数 約33万6千人で、前年同期比24.3%の減
・求職者数 約16万人2千人で、同8.0%の減
・求人倍率 2.08倍で、同0.44ポイントの低下のデータが公表されています。
(厚生労働省引用)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000178038_00003.html
以上のデータから、一人に対して2社の求人があることが分かります。
高卒だから求人が少ない訳ではありません。
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高卒も大卒も離職率は変わらない
厚生労働省によると大卒の離職率は31.2%あるそうです。
(厚生労働省引用)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00004.html
初めに紹介した高卒の離職率とほとんど変わらないですよね。
そのため現在では大卒も高卒も離職率で判断されることは少ないでしょう。
転職先では経験者を選ぶ傾向にあるため、大卒の未経験者よりも高卒の経験者の需要があります。
高卒は早めの段階から社会人として働いているため、周りの人より仕事に対しての知識が豊富です。
自信をもって転職活動をしましょう。
高卒の転職を成功させるコツ

転職はコツがいります。
ここからは高卒ならではの転職を成功させる秘訣をお伝えします。
経験のある業界を選ぶ
未経験の業種も転職することはできますが、周りが経験者だと働き始めてから厳しい状況に陥ります。
高卒と大卒の未経験者で区別されることもあるでしょう。
しかし大卒の未経験者と高卒の経験者だと、学歴に関係なく経験者が選ばれるため、高卒でも有利です。
今の仕事に不満がなければ同じ業種で転職して、自分の今まで磨いてきたスキルを活かしましょう。
資格をとる
経験も大事ですが、職務経歴書から資格の有無をチェックされます。
そこで資格をもっていると有利になります。
重宝される資格は、普通自動車免許が有名です。
求人の条件で車の運転免許が必要な求人も数多くあります。
高卒でも応募できる求人にもかかわらず、車の免許で応募できないともったいないので車の免許はもっておくといいでしょう。
またTOEICはもっていて損はない資格です。
海外との交流をもつ会社も増えていて、英語ができる方が求められています。
ベンチャー企業を選ぶ
ベンチャー企業は実力主義の傾向がつよく、学歴で判断しない企業も多いです。
年功序列もあまりなく、貢献した分だけ自分に返ってきます。
前職が短い期間だったとしてもその期間で得たスキルを重視してくれるため、高卒でも活躍できます。
転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用してみましょう。
向いている業界や未経験の業界に入るチャンスが増えますし、職務経歴書の書類の書き方や面接の仕方までサポートしてくれます。
企業とのやりとりも代わりにやってくれるため、安心して転職活動を行えます。
高卒向けの転職エージェントもあるのでおすすめです。
高卒の中途採用で大手で働くことは可能?
高卒の中途採用でも大手で働くことは可能なのでしょうか。
タイミングにもよりますが不可能ではないと思います。大手企業でも転職サイトを見ていると募集がされている場合もあるので勤務すること自体は可能だと思います。
ただし、勤務したい職種につけるとは限らず入社しても仕事が続くかない可能性は十分に考えられます。また募集されている雇用形態が派遣社員や契約社員の可能性もあります。
どうしても勤務したい大手企業がある場合は一度チャレンジしてみるのも良いかもしれませんが、そのせいで時間や労力を無駄にしてしまわないよう気をつけたいですね!
ちなみに大手企業の求人は普通にリクナビNEXTやdodaなどの転職サイトに出ていることもありますし、非公開求人として転職エージェントが保有している場合があります。
気になる方はそちらのサービスに一度登録して見るのがおすすめです!
《おすすめ記事:転職10回以上で見えた転職サイトと転職エージェントの使い分けとは?》
《あわせてよみたい:【2021年版】高卒が使うべきおすすめ転職サービス》
転職したい高卒におすすめの業界
転職するとしても高卒からでも活躍できる場所で働きたいですよね!
そこで高卒におすすめの業界も簡単に紹介します。高卒におすすめの業界は次の業界になります。
- ウェブ業界
- 製造業界
- 介護業界
上記の業界は高卒でも活躍している人が多いです。
将来性ならウェブ業界がおすすめ
ウェブ業界は高卒でも活躍している人が非常に多いです。特にウェブデザイナーやウェブライターなど学歴がなくてもスキルを持っていれば給料も非常に高いのでおすすめです。
また現在非常に伸びている業界でもあるので将来性を考えるならウェブ業界に見をおいておくのが良いでしょう。
特に20代の前半から30代までなら将来性重視で雇用してくれる企業も多いので興味があるなら一度検討してみてもよいでしょう。
体力に自信があるなら製造業界
製造業界は高収入のお仕事が非常に多いです。高卒で体力に自信があるならおすすめです。
また最近では製造業界でお金をためてWEBの勉強のためのお金を稼ぐ人も多いです。
自分のやりたいことのためにお金を集めるという方には非常におすすめのお仕事ではないでしょうか。
ただし、体力的に負担が大きいのであくまで一時的なものとしたほうが良いかもしれません。
やりがいを求めるなら介護業界
高卒が活躍している業界といえば介護業界も挙げられます。
介護業界は激務というイメージがありますが高齢化社会となっていく日本にとっては成長産業となるはずです。
成長する業界に身を置くことでこれから給料が良くなる可能性があります。
また非常にやりがいのある仕事でもあるので「やりがい」と「これから」にかけるなら介護業界も考えてみると良いでしょう。
高卒転職の現実を調べたら全然問題なかった!

高卒は転職が厳しいのか?という疑問に対して解説しました。
高卒でも転職は可能です。もし転職するならこちらの「【2021年版】高卒が使うべきおすすめ転職サービス」で更に詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみて下さい!
ただしコツを知らないと転職活動が困難になる場合もあるので、ご紹介したコツをもとに転職活動を行ってみてください。
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